Blenderで映像作品を作るときのレンダリング時間について話しをします。
レンダリング時間の短縮方法にも少しは関わります。
ことの経緯としてはBlenderで映像作品を作るときにレンダリング時間が非常に長く、お手軽に動きを確認しづらかったので四苦八苦したことと、それによって得たものを残したいと思い書き始めました。
レンダリングとは
まずは、Blenderのレンダリングについてです。
Blenderでは3DCGを作るだけではなく、作ったCGをレンダリングして出力することが出来ます。
レンダリングはとても時間がかかる工程
このレンダリングですがものすごい時間がかかる工程の一つだと思います。
モデルや光源が少ないシーンであればそれ程気にする必要も無いですが、複数のモデルや光源を配置してクオリティを上げると、その計算に時間がかかりレンダリング時間が長くなります。
レンダリング時間に具体的な目安とかはないのですが、数秒で終わるものもあれば何時間もかかるものなど作品によって様々だと思います。
私個人の場合、まだ何時間もかかるようなCG作品を作ったことが無いのですが、GPUレンダリングで5分から10分くらいかかるのは何度かありました。
動画出力の場合更に時間がかかる
静止画による作品もレンダリング時間は修正等を考慮すると考える必要があると思いますが、それ以上に映像作品を作る場合はこのレンダリング時間というのは考えるべき内容だと思います。
なぜなら映像作品の場合は何百枚何千枚とレンダリングした画像を用意しなければならないからです。
以下にざっくりとしたな計算方法と一例を載せましたが、
10数秒程の作品でも余裕で1時間以上かかったりします。
1枚に数分から数十分かかるようなアニメーションレンダリングをしていたら、何日もPCを稼働し続ける必要があります。
1枚あたりのレンダリング時間 × レンダリング枚数 = 総レンダリング時間
例) 1枚あたりのレンダリング時間を「60秒」 レンダリング枚数を360枚(24fpsの動画だと約15秒) と仮定した場合、予想されるレンダリング時間は以下 60 × 360 = 21,600(秒) 時間に換算すると約6時間
ちなみにBlenderでレンダリング時間の確認はレンダリング後に表示されるRender Result等で確認できます。(↓画像だと0.98秒)
ビューのアニメーションレンダリングを活用してみた
膨大な時間をかけてレンダリングして確認を繰り返すのも大変なので何か良い案が無いか調べるうちに「ビューの画像をレンダリング」という機能に行きつきました。
Blenderにはビューポートの表示内容をレンダリングする機能があります。
これは通常のレンダリング機能より遥かに早く結果を確認することが出来ました。
「ビューのアニメーションをレンダリング」も同様で早く動画として出力することが出来ました。
この機能を利用すればキャラクターの動きの確認や、カメラ速度の確認など使える用途は多いと思います。
もし、座標軸の線やグリッド線、ボーンなどが邪魔で見えづらいというときには、
オーバーレイの表示をクリックして表示を切り替えればよいと思います。
まとめ
最初の説明だけで内容が弱いかと思いますが頑張ってまとめると以下の通りです。
これだけ見ると1枚あたりのレンダリング時間を減らす方法というよりかは、アニメーション作りの工程?効率化?みたいな話に近いような気がしてきました。
レンダリング時間を減らす方法についてはまたいつか触れてみたいです。
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